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@大阪市立美術館 『名品珍品大公開!!』

2年半も休館していた大阪市立美術館がリニューアルオープン。本当のことを言うと弟分(妹分?)の大阪中之島美術館がオープンして面白い展覧会が目白押しだったせいか、休館していたことに直前まで気が付かなかった。現金なものでリニューアルオープンしたということを聞いただけでワクワクしてしまった。


おまけに珍品が出るということでふらふらと初日に行ってしまった。


この展覧会は、展示方法が本当によく考えられている。恐らく学芸員の皆さまは、次に来る「日本国宝展」の準備に追われていると予想されるが、リニューアルの寿ぎの気分のままテンション高く作り出された展覧会だと感じた。


特にイメージキャラクター(?)の《青銅鍍金銀羽人》の扱いが上手い。一般的な展示方法だと見過ごしていたかもしれない羽人を主人公にした展示は、普段は脇役になりがちなものにスポットライトを当てている。


解説文(キャプション)の使い方も独特である。解説はどこにもない。本屋さんで見かけるポップのようだ。ポップたちは踊るように私たちを誘う。いつもよりもアートとの距離が近くなったように感じたのはわたしだけではないように思う。


年末に買った単眼鏡のデビューの日だった。いつもはよく見えない『洛中洛外図屏風』が小さな人物まで見えて面白さが倍増した。眼鏡を掛ければ1.2なのに、見えていないところが多かったことを発見した。単眼鏡はお勧めアイテムである。


必ず行くミュージアムにあるカフェ。


今回はお昼ご飯を食べていたのでケーキとコーヒーを食べた。レモン味のケーキはしっかりとした味で満足した。ケーキセットにはならないようでそこは少し不満である。プリンアラモードの器がレトロで可愛かった。プリンも硬めのしっかりした味だった。


名品も良いが、なかなか珍品は見ることができない。しかも、珍品と名品の違いはわたしにはよくわからなかった。それでいいのだろうと思う。どちらにしても心に響くものが自分にとっての名品なのだから。

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